2022年1月、一人目の子供となる長男が誕生しました。
コロナ禍ではありましたが、希望していた立会出産ができました。
僕たち夫婦にとって一生の思い出となったその日を振り返り、
夫目線での我が家の立会出産をまとめました。
思い出していくと、どんどん長くなっていったため2部制にしました。
深夜の陣痛
陣痛が来たのは予定日を5日過ぎた日の夜でした。
深夜2時、いつも通り寝ているときに陣痛がやってきました。
初産のためこれが陣痛なのかわからないと本人は言ってましたが、今までにない痛みと12~15分おきくらいに痛みの波が来ることから陣痛だろう思い、とりあえず病院に連絡してみることに。
病院に電話すると「陣痛の間隔がまだ10分切ってなければ様子見で、2時間くらい経ったらまた電話してちょうだい」とのことで、朝方まで陣痛アプリで間隔を記録しながら過ごすことになりました。
病院に行くまでにやり残したことを!
陣痛間隔が短くなり本格的になってくると、寝ることもご飯を食べることもできないとネットで見た嫁は「今のうちにやっておかなければ!」といろんなことに取り組みます。
陣痛の合間に、寝る→痛みで起きる→寝る→痛みで起きる、を繰り返し睡眠時間を確保。
出産直前はご飯を食べる余裕もないため、早めに朝食を食べ、「これがゆっくりできる最後」と思い、食後のティータイムまで済ませながら、陣痛の記念撮影まで実施。
初産の不安と陣痛の痛みに耐えながら、意外と余裕あるなと感心します(笑)
一方で僕は当日仕事の予定だったため、パソコンを開き他の人に仕事を依頼して休む準備を整えてました。
同じ部署の方々に産まれるときは休みますと伝えておりましたが、休みがとりやすい職場で本当によかったなと改めて実感します。
病院へ行こう!
朝方になり、陣痛間隔も短くなってきたころに病院に電話し、陣痛の波を乗りこなして病院へ。
診察を受けると、すでに子宮口が全開に近く、お昼には産まれそうとのこと。
この段階まで来るのに1日以上かかる妊婦さんも多いそうで、すごい早い方だよと言われました。
後で聞いた話では、義母も病院についた時点で全開になっていた経験があったようです。
助産師さんから産むときの体質も遺伝することが多いと教えていただきました。
これから出産の方はお母さんの出産経験を聞いておくと参考になると思います。
妻は分娩室へ、夫は別室待機
即入院となったので、部屋に荷物を運んで部屋着に着替え、陣痛室へ移動。
僕たちがお世話になった病院ではコロナの抗原検査が陰性であれば立会出産が可能となっており、僕は鼻に綿棒を突っ込まれてから妻のもとへ移動しました。
陣痛室で陣痛の強さを計測し、少しして妻は分娩室へ移動し、僕はひとり陣痛室に取り残されました。
そこから1時間たっても誰も部屋に来ず、ひとりで狭い部屋の中をぐるぐると歩き回りました。
トイレに行っている間に呼びに来たらどうしようという不安があり、なかなか部屋を出られない。
ここでの時間が一番長く感じました。
陣痛室の向かいに分娩室があったのですが、微妙に声が漏れて聞こえてきて、助産師さんの励ます声や女性のいきむ声、そして赤ちゃんの泣き声・・・?
え、ちょっと待って。立会出産なのに忘れられて、もう産まれた?
ものすごく焦りましたが、一足先に分娩室にいた別の妊婦さんだったようです。
そんなこんなで2時間ほど待ったところで、ついに助産師さんに呼ばれたのでした。
つづく。